ホントかよ?コルクマットの弾力性

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巷でちょっとした話題の「コルクマット」。

 

500万セット売れました!とか言ってるけど、ホントかよ(笑

 

犬・猫が怪我しないようにとか、老人が尻餅ついても怪我しないようにとか

いろいろ謳っているけど、100均ショップだってマットはいくらでも買えるじゃん。

 

で、「ものは試し」と思ったので、一番安いセットを購入してみたさ~。

 

コルクマット・レギュラーサイズの畳1畳分ってやつ。

 

うちは高齢猫ちゃん(10歳)ブラザーズが2匹いますので、そろそろ床の

 

フローリングで怪我しない対策に何か欲しいな、と思っていたところです。

 

このマットが良ければ、猫部屋全体に敷き詰めたり、廊下など猫が

 

走り回るところに敷こうと思って、ためしに1畳分だけ購入。

 

注文してから4~5日で到着しまして、早速ビニール袋を破ってみたら

 

結構、薬くさい。

 

ま、これは数日間、風通しの良いところに干しておけば納まるってことだったので

 

しばし、放置。

 

なんかさ、淵のギザギザがあるじゃん?

 

もう、早くパズルのように組み合わせたくってうずうずしてきました~(笑

 

でも、ちょっとの間は がまんがまん・・・

 

3日間、窓のそばに干しっぱなし(置きっぱなし)にしておいて

 

いよいよ、組み立て開始。

 

とりあえず、うちの猫ちゃんたちが走り回る廊下に敷いてみたところ、

 

たしかに8mmの厚さで弾力性があり、表面も滑りにくく、安全な感じがしました。

 

部屋にあるキャットタワーから猫が飛び降りても、この弾力性なら骨折とか

 

しなさそう。

 

 

ところで、うちのはイタズラなアメショーなので早速表面をガリガリしてましたが、

 

天然素材のコルクマットなので、口に入れても大丈夫ってことで、まあ大量に

 

飲み込まなければOKでしょう。

 

廊下の隅までピッタリと敷き詰めてしまえば、猫が端っこを爪にかけて

 

持ち上げ、パッタンパッタンできないのもいいですね。

 

安全性に関して言えば、コルクマットを敷くなら、段差が出ないように廊下全体とか

 

お部屋全体に敷き詰める方がよさそう。

 

すり足で歩く人がいると、躓きそうです。

 

で、部屋全体に敷くことを考えたら大判サイズのものが簡単に敷けそう。

 

さらに、助かるのが、猫が吐いてもその部分だけペリッと剥がしてサッと

 

水洗いできるところ。

 

これ、絨毯なんかに吐かれたら洗濯が大変なんですよね~。

 

その部分だけ拭いても、何だか臭いやシミが残りそうで気持ち悪かったし。

 

その点、パズルみたいにパシパシとはめていくマットならお手入れが簡単なのも

 

頷ける。

 

 

うちでももうちょっと様子をみて、廊下全体に敷き詰めようと考えています。

賃貸物件で【猫はNG】の理由とその対策

 

春は引っ越しシーズン。
昨今のペット(特に猫)ブームで、猫を飼っている方も多いと思いますが、猫を連れてお引越しをするにあたって、困った!と思うのが猫が飼える賃貸物件がことのほか少ないということではないですか?

 

分譲マンションなどでペット可の物件は増えてきましたが、それでも犬はOKで、猫NGというところが多いのはなぜでしょうか。

 

ペット(猫)が嫌われる6つの理由


なぜ猫は賃貸物件でNGとされてしまうのでしょうか?

 

①爪を研ぐ(とぐ)から


猫は伸びてきた爪を自分で研いでお手入れします。
外飼いの猫なら、適当な木や廃材、段ボールなどをみつけて「バリバリ」やるところですが、室内飼いの場合は柱、ベッド、ソファー、壁など身近にあるもので代用します。

 

賃貸物件の場合、明け渡し時には原状復帰の義務があるので、傷だらけになった壁や柱、フローリングは修復しなければなりませんが、あまりに痛みが激しいと修繕費用もバカになりません。

 

酷い場合はすっかり元通りに回復できないこともあります。
そんな理由から「猫は困る」という大家さんが多いのです。

 

 

②マーキング(おしっこ)する


オス猫の場合は縄張り意識が強いので部屋の中で飼っていても、マーキングといって壁や柱におしっこをかける習性があります。

 

特にオスを複数飼っていると、なおさら縄張り意識が強くなってそれぞれが自分の場所を主張するために、おしっこをかけます。

 

猫のおしっこは濃度が濃く、非常に臭いものです。
すぐにふき取らないと臭いが残ってしまいます。

 

猫のおしっこがクサいわけ


猫のおしっこは人間や犬のものとはちょっと違った刺激臭がしますよね。
これはイエネコなどのほかボブキャットやハイイロネコなどの野生種の猫のおしっこに含まれる「フェリニン」と呼ばれる硫黄を含むアミノ酸を成分とする物質のせいです。

 

そのほか、ヒト・マウス・ウシ・イヌの尿からは検出されない「コーキシン」という物質がフェリニンと合わさって、あの独特の刺激臭が生まれるのです。

 

元々猫は砂漠にすむ生き物でした。
ふんだんに水を飲める環境になかったので、少ない水分でも生きていけるよう、尿が濃くなったと考えられます。

 

フェリニンは生後6ヶ月以降から増加し、未去勢のオス猫で高い数値を示し、コーキシンは生後3ヶ月頃から分泌が始まり、オス猫のほうがメス猫に比べて4倍近い量が分泌されます。

 

③毛が抜けるから


犬もそうですが、換毛期(かんもうき)である春先と秋口にはごっそりと毛が抜けます。
ベランダで猫のベッドを叩いたりすると、ブワーっと毛が舞って、隣近所まで飛んでいくことになります。

 

お隣のベランダに干していた洗濯ものなどに毛が付いたら迷惑ですよね・・・

 

④シーズンにうるさく鳴く


シーズン(発情期)のいわゆる「盛りの付いたメス猫」の鳴き声に悩まされた方もいらっしゃると思いますが、シーズンを迎えたメス猫はほぼ一日中、オスを求めて鳴き続けます。

 

固体差はありますが、4~10日間続きます。
ピークは春(2~4月)と夏(6~8月)などを含む1~8月で年2~3回ほどです。

 

※ ちなみにシーズンに鳴くのはメス猫だけです。オス猫はメス猫が発情して初めて交尾の準備ができるのです。

 

⑤夜中に運動会


元々、夜行性の動物なので昼間はほとんど寝ている猫でも、日が落ちると活発に走り回ったりします。
防音対策していないと、走り回ったり高いところから飛び降りる音が階下にまで響くことがあります。

 

 

⑥近所の庭でトイレ


完全室内飼いならいいのですが、家の外を自由に歩き回れる猫ちゃんの場合、ご近所のお庭をトイレに使ってしまうことがあります。

 

賃貸に限らず、これはこれで迷惑なものです。
猫を飼うなら完全室内飼いをおススメします。

 

※ 完全室内飼いにすれば、トイレの問題の他、交通事故に遭う、他の猫と喧嘩して怪我したり病気をうつされる、ノミやダニが付くなどの危険を回避できるからです。

 

賃貸物件で猫を飼うための対策

 

ペット可のマンション・アパートを探す


当然といえば当然ですが、実際に猫を飼っている方が猫可の物件を探すのは思った以上に大変です。
とはいうものの、ペット不可のマンションでこっそり猫を飼っている場合、もしも見つかって退去を求められても、借主は拒めないこともあります。

 

絶対に退去しなければならないかといえば、100%そうとも限りませんが、同じマンションの住人や大家さんとのトラブルになる可能性は大きいです。
引っ越しが決まったらできるだけ早く、ペット可のマンションを探すことが重要です。

 

引っ越したらご近所にご挨拶を


これも当然ですが、昔と比べると「引っ越しのあいさつ廻り」をする方は減ってきているようですね。
戸建てや分譲であれば長い期間、住むことになるのでご近所さんとのお付き合いを大切にしたいところですが、賃貸となると短期間契約のことも多いせいか、お隣さんの顔も名前も知らない、なんていうことも珍しくありません。

 

しかし、ペットがいるのなら予めご挨拶しておくことをおススメします。
隣近所に迷惑をかけていないつもりでも、音や臭いなどを気にする方もいらっしゃいます。

 

そんな時、知っている人の猫とどこのだれが飼っているのかわからない猫では、自然とその受忍限度(被害を我慢できる度合い)も変わってきます。

 

お互いに猫を飼っている人同士であれば、迷惑をかけても「お互い様ですから・・・」ということで、トラブルを防ぐことができるかもしれません。

 

また、もしも迷子になってしまった時などに、ご近所の方の協力を仰ぐこともできます。
入居したらまずはご近所に挨拶に行き、「猫を飼っていますができるだけご迷惑をおかけしないようにします」と一言、付け加えておきましょう。

 

 

猫を飼うのに必要なグッズを揃えておく


人と一緒に暮らす「家族」同然といえども、やはり猫には猫の暮らし方があります。
必要なものは事前にしっかり揃えておきましょう。

 

とはいえ、体の小さな猫ちゃんですから、特別大きな小屋などを用意する必要はありません。
(必須商品)
・ペットフード ・餌や水を入れる猫用食器 ・トイレ、ネコ砂 ・キャリーバッグ ・爪とぎ ・コロコロペーパー

 

(あると便利なもの) ・キャットタワー ・ケージ

 

トイレはこまめに掃除する


犬と違って猫の場合は、母猫がしっかりとトイレのしつけをしてくれます。
生まれたての子猫ではなく、生後2~3ヶ月の子猫ならしっかりと猫トイレで用を足してくれますので、その点は犬に比べてとてもラクです♪

 

猫トイレはそれまで使っていたネコ砂(できれば、その猫のおしっこの臭いのする部分を含めて)をもらってきて、新しいトイレに入れるようにします。
自分のおしっこのニオイの付いた砂であれば、新しいトイレでも問題なく用足しします。

 

 

ネコ砂も今ではトイレに流せるタイプのものが増えてきました。
子猫を迎え入れた時に使っていた砂に、少しずつ新しいタイプの砂を混ぜて、徐々に慣らして、最終的にはご自身で使いたいネコ砂に替えることもできます。

 

とはいうものの、前述したように猫のおしっこはかなり臭います。
猫はもともと肉食ですし、キャットフードが肉系であれば、う〇ちも臭いです。

 

トイレはこまめに掃除すれば臭いが部屋にこもることもなくなります。
それに猫はきれい好きですから、あまりにもトイレが汚いと我慢してしまうことがあり、体調を崩したり、トイレ以外の場所で粗相してしまうこともあります。

 

昼間、働いていて部屋にいなくても朝晩は必ずトイレを綺麗にしてあげましょう。

 

また、固まる砂でも、トイレに流せる砂でも使ったら補充すると思うのですが、月に1度は砂を全部取り替えておしっこなどのニオイがトイレにこびりつかないようにすることをおススメします。

 

天気のいい日に砂を全部捨てて、トイレを洗って天日干しするだけで殺菌・消臭効果があります。
猫も半日くらいならトイレを我慢できますが、予備のトイレが一つあると交互に使えて便利ですよね!

 

もしもトイレ以外で粗相してしまったり、吐いたりしてしまっても汚れた部分だけ取り替えられる敷物があれば便利です。
そこでおすすめするのが「やさしいコルクマット」です。

 

 

立てかける爪とぎを用意する


猫が爪を研ぐのは本能です。
伸びすぎた爪や、古くなった角質を取るために自分でお手入れしています。

 

ですから、壁でも障子でも柱でもソファーでも爪を立てることができる所なら、辺りかまわずガリガリ!っとやってしまう猫も多いです。

 

野生の頃の名残りなのか、木で爪を研ぐように家の中でも立ったまま爪を研ぐ仔は多いようです。
そこでおすすめしたいのが、壁に取り付ける爪とぎや、立てかけて使う爪とぎです。

 

 

 

こういったタイプの爪とぎは今は豊富に出回っていますので、愛猫が喜びそうなものを選んであげるといいですね!

 

仔猫のうちなら、両前足を持ってあげて「ここでガリガリするんだよ~」と声掛けしながら、爪とぎを引っ掻くように誘導してあげると、すぐに爪とぎであると認識してくれます。

 

壁の保護


部屋の壁や柱を引っ掻かれたくないなら、猫が立ち上がって前足が届かない程度の高さ(約90cm)まで、爪が引っ掛からない表面が滑らかな素材のものを貼っておきます。

 

普通の壁紙や木などは爪が引っ掛かって滑らないので、恰好の爪とぎにされてしまいます。

 

猫用に開発された壁紙などもありますが、応急処置に使うなら引っ越しの際、養生に使うプラダンですが、見た目がいかにも「養生」なので、気になる方は猫用引っ掻き防止シートなどを用意するといいでしょう。

 

 

去勢・避妊手術


仔猫を産ませる予定が無いのなら、生後5~6ヶ月をめどに去勢・避妊手術をすることをおススメします。

 

手術というと可哀そうに思うかもしれませんが、何もしないでいると、メス猫はシーズンに入ると連日大きな声で鳴くようになりますし、オス猫は部屋のあちこちにマーキングするようになります。(まれにオス猫でもマーキングしない仔もいます)

 

室内飼いでも、ちょっとした隙に脱走して妊娠してくるということもあり得ます。
仔猫が生まれてしまってからでは対策を立てられません。

 

メス猫の場合、避妊しないと、いわゆる婦人病(子宮の病気や乳がん)にかかる可能性もあります。
1匹だけ飼って、その仔の天寿を全うさせてあげることを考えると、去勢・避妊手術が必ずしも悪いこととは言えないのです。

 

こまめにブラッシングを


生後半年を過ぎた頃から、抜け毛が目立ち始めます。
これはストレスでも病気でもなく、むしろ健康な証拠です。

 

ほんの数日、掃除をしないだけでも部屋のあちこちに猫の毛が落ちて、それが風に舞ったりします。
猫種にもよりますが、長毛主であれば特に頻繁にブラッシングをしてあげましょう。

 

その時、絞ったタオルで全身を軽く拭いて湿らせてからブラッシングすると、抜けた毛が宙を舞うことが少なくなります。

 

ご自分の両手を濡らして、サーッと猫をなでて湿らせてからぶらっしんしてもOKです。

 

人がブラッシングしてあげることで、猫自身がグルーミング(毛づくろい)の際、自分の毛を大量に飲み込まずに済みます。

 

ちなみに猫は毎日のグルーミングでかなりの毛を飲み込んでおり、時々それを吐き戻しするので、「猫はしょっちゅう吐いている」というわけです。

 

ブラッシングすることで猫と飼い主さんとの絆も深まり、より仲良しになれるでしょう。
ただし、猫が嫌がったらすぐにやめた方がいいです。

 

嫌がる猫を抑えつけてブラッシングすると、反対に嫌われて次回からは敬遠されてしまいます。

 

脱走の防止


普段は部屋で待ったりしていることが多い猫ですが、保護猫など外の世界を知っている猫ちゃんの場合はほんの少しの隙間からすり抜けて外に出てしまうことがあります。

 

気を付けたいのが玄関、ベランダ、トイレやキッチンの小窓からの脱走。
玄関を開けたらすぐ、外の世界に通じる場合(外階段のマンションなど)は、宅配便などが来たとき、いきなり玄関を開けるのではなく、玄関と猫がいるお部屋の間に仕切り扉などを設置しましょう。

 

◎突っ張り棒タイプの脱走防止扉
※ 突っ張り棒タイプの扉は便利ですが、扉の近くに猫の足場(段ボールや椅子、テーブルなど)があると、そこから扉上方の空いている隙間から簡単に出てしまいますので要注意です。

 

 

パーティションタイプ

 

玄関だけでなく、窓やベランダからの脱走にも気を付けたいものです。
特に軽くて滑りのいい網戸などは簡単に空けてしまう猫が多いようです。

 

換気しようとして窓を開けっぱなしにしたり、洗濯ものを干すときにベランダの窓を開けたままなんていうのは、みすみす脱走を促すようなもの。

 

窓やベランダを通ってお隣さんの部屋に行ったり、そのまま外に出てしまいますので気を付けたい所です。

 

◎ペットフェンス
窓を開けたいけれど、網戸を破られそう、開けられそう、というときに便利なペットフェンス。

 

 

まとめ

 

まだまだ日本では「猫可」の賃貸物件が少ないように思います。
それは、今まで何の対策もせずに猫を飼ってトラブルを起こした人が多かったせいかもしれません。

 

猫は正しい飼い方をすれば、手が掛からず家も汚さないキレイな動物です。
飼い主のほんのちょっとの気遣いで人も猫も快適に暮らせるようになります。

 

空前のペットブームにあやかり、今は本当に様々な便利アイテムが登場しています。
猫を飼っているだけで嫌われないよう、できる限りの準備をしておきましょう。

 

猫と一緒に暮らせる部件が増えて猫を飼っている人も飼っていない人も、そして猫ちゃんも毎日幸せに暮らせることを心から願っています。

 

 

 

 

イエネコは野生じゃない

私たちと一緒に暮らしているネコ(イエネコと呼ばれる種)ですが、よく「ネコは野生でも生きていける」と勘違いしている人がいますよね。

 

実はアフリカやアメリカに生息する野生のネコと私たちの家族として暮らす「イエネコ」は、全く種類が違う生き物です。

 

野生のネコは本能のままに狩りをし、子育てをしながら単独で、あるいはライオンのように群れを作って自分たちだけで生きていきます。

 

しかし、イエネコは面倒見てくれる人がいないと基本的には生きていけないのです。

もともと野生のネコだったものを、人間が家畜化して作られたのがイエネコといわれる種類なので、先祖のように単独では生きていけないわけです。

 

そもそもイエネコの祖先はどんな猫だったのでしょうか?

それはずばり!「リビアヤマネコ」という猫種です。

 

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どことなく日本にいるキジトラに似ていますが、やや足が長いのと精悍な顔つきがイエネコとは異なるようですね。

 

リビアヤマネコは英語でAfrican Wildcat(アフリカン ワイルドキャット)とか Desert Cat(デザートキャット=砂漠のネコ)といいます。

 

つまり、北アフリカアラビア半島の砂漠地帯に住む生き物だったわけです。

砂漠地帯に住むネコなので、十分に水分補給しなくても生きていけましたが、その分、

おしっこが凝縮されて濃くなります。

 

イエネコを含め、ネコ科の動物たちのおしっこが濃くて臭いのはこういう理由があるのです。

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リビアヤマネコとイエネコの比較】

・被毛(ひもう) 

 リビアヤマネコの被毛はベースカラーが砂のようなグレーががった薄茶色。

日本にいるキジトラに比べて若干、色味が薄いのが特徴です。

 

・模様

体全体に褐色や黒色の縞模様があり、額のところには「M」に見える縞模様と、目じりから現れるクレオパトラ・ラインが入っているのは、イエネコとよく似ています。

 

・体

イエネコに比べて四肢(しし=4本の足)が長いのが特徴で、耳も大きくて野性味を帯びているところがキジトラと異なっています。

 

・食事、狩り

リビアヤマネコは夜行性で、小さいな昆虫や爬虫類、小動物、鳥などを捕食します。

耳が大きいのはほんの小さな音も聞き逃さないため。

このために小動物が立てるかすかな物音も聞き逃しません。

 

また、砂漠に住んでいるためほとんど水を飲まず、水分は獲物から補給します。

イエネコがなかなか水を飲んでくれないのは、こういう性質を受け継いでいるからなのでしょうね。

 

・性格

リビアヤマネコがイエネコの祖先ではないかと考えられるようになったのは、2007年のDNA鑑定が行われるようになってからですが、その前からイエネコの祖先がリビアヤマネコではないかと考えられてきました。

 

その理由のがよく似た外見ともう一つは「性格」です。

ワイルドキャットの多くは幼少期から人間に育てられてもその野性味を失うことは少ないのですが、リビアヤマネコの場合は幼いころから人間に育てられるとよく懐く性格があります。

 

猫が家畜化されたのは人が農作物を作って暮らすようになってからですが、他の野生ネコに比べてリビアヤマネコはちょくちょく人の暮らしの中に姿を現したりして、警戒心が薄かったからかもしれません。

 

リビアヤマネコが人と暮らすようになったワケ】

リビアヤマネコと人間の距離が近くなったのは、人が農耕で生活を立てるようになったことに関係します。

 

リビアヤマネコの生息地である北アフリカや中東地帯は肥沃な穀倉地帯であり、穀物の生産が盛んにおこなわれるようになりました。

 

それに伴って、穀物を食い荒らすネズミの被害も拡大していきます。

そのネズミを捕食してきたのがリビアヤマネコだったというわけです。

 

ネズミを退治してくれるリビアヤマネコを人は大切にしました。

リビアヤマネコも自分たちを大切に見守ってくれる人に警戒心を薄れさせていきました。

 

こうして人とリビアヤマネコの共存生活が始まったと考えられています。

人は猫に命じてネズミ退治をさせるのではなく、「君たちの邪魔をしないからネズミを捕ってね」という、お互いの利害が一致した結果なので、ネコは野性味を失うことなく人と一緒に暮らすようになったわけです。

 

人間との関係がもっぱら主従関係による犬に比べて、ネコはその習性を大きく変えることなく人間のコンパニオンアニマル(伴侶動物)となっていきました。

 

この猫の狩りをする習性が大きく変化することが無いお蔭で、現代のイエネコも時々、虫や小鳥を捕まえることがあります。

 

その成果を見せに来てくれるのは、ちょっと困ってしまいますが、当の本人は自慢げに見せに来るので、ついつい褒めてしまうのですが(笑)

 

愛玩動物になった歴史】

ネズミなど穀物倉庫の害獣を捕食させる目的以外で、いわゆる愛玩動物として猫を飼うようになったのが古代エジプトです。

 

それはエジプトの壁画にも猫の絵が描かれており、ミイラも発見されました。約4000年前の古代エジプト時代にリビアヤマネコから「イエネコ」という猫種として固定化されたと考えられています。

 

猫の可愛らしさにメロメロになるのは洋の東西や時代を問わなかったということでしょう。

エジプトで猫は神の使いとして大事にされていました。バステト神の写真やオブジェをご覧になったことがある人も多いでしょう。

 

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こうして人間に可愛がられ、大切にされ続けることにより、野生のネコとしての獰猛さが影をひそめ、人とともに生きるイエネコという猫種に変化したのです。

 

【ヤマネコ・イエネコ・野良猫の比較】

・ヤマネコ

 リビアヤマネコを始めとするワイルドキャットは山や森、砂漠にすみ、狩りをして生きています。人間の愛玩動物や家畜とは全く違います。

 

・イエネコ

リビアヤマネコが長い年月をかけて人と共存するコンパニオンアニマルに変化した猫種です。

人と一緒に生きる動物ですから、捨てられても一人で(一匹で)生きていけるというのは大きな間違いです。

 

・野良猫

捨てられ、飼い主のいなくなったイエネコです。

人がいないと生きていけないので、基本的に人間の生活圏内で共存しています。

 

野生のネコと違いますから単独で、あるいは群れ同士だけで生き延びることはできません。

 

基本的にはイエネコですから、人に捨てられたことで生活の場を失ったネコと言えます。「野良だから自力で生きてける」というのは大間違いです。

 

動物医療が発達した現在、室内飼いされているネコの寿命は15年以上に伸びました。

(病気やけがを除く)

しかし、捨てられた野良猫たちの平均寿命は2~3年です。

 

野良猫は決して野生のネコではないのです。

一度家族として迎え入れた仔たちは、その天寿を全うするまで、世話をしてあげて欲しいと切に願います。

 

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猫と一緒に寝ることです起こる問題

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ネコのベッド


3年ほど前前まで、私は猫と一緒に寝ていました。

 

完全室内飼いだし、病気も持っていなかったので特に心配することもなく、猫がベッドの上に来たら、そのまま朝まで寝かせておきました。

 

ミーシャ(三毛)を飼い始めてから17年のうち15年間、そのままでした。

 

でも場合によっては、これが深刻な状況になることがあるんですよね〜。

 

私の場合は季節の変わり目に起こる「咳」

なんと昼夜を問わず咳き込んで止まらなくなるのです!

 

咳き込むのは日に1〜2回、時間は数分ですが、そんな状態が1ヶ月、毎日続くので、本当に苦しいです。

 

最初は原因がわかりませんでした。

風邪をひいたわけでもなく、喘息のような持病も無かったからです。

 

医者に診てもらっても、原因不明。

処方してもらった薬(多分 風邪薬)も全く効かず、ただ苦しいだけです。

 

それが10年くらいは続いたと思います。

これ、実は猫と一緒に寝ることが大きく関係していたのです。

 

ある時、別の事情(甲状腺異常)で通院している病院で、咳のことを相談したんですね。

 

そこでレントゲンを撮ってもらってわかったのが、肺に細かい白い点々が写っていること。

これ、肺についた傷跡だそうです。

 

永年、タバコの副流煙ハウスダスト排気ガスなどを吸い込んでいたのと、扁桃腺で肺が傷ついていたらしいのです。

 

多分その中には猫の毛やフケなんかも含まれていたのでしょう。

 

その状態で汚染された空気を吸ったり、風邪をひいたりすると、肺の傷が刺激されて咳が出るらしいのです。

 

猫の毛やフケだけが原因じゃないありませんが、私のように肺が傷つきやすかったり、過敏な方は用心した方がいいです。

 

可愛いからついつい猫と一緒に寝てたしまう方も多いと思いますが、お心あたりがあれば、猫の寝床を考えたほうがいいですね〜。

 

私も永年の習慣をやめて、猫は別の部屋で寝かせることにしました。

 

主人のタバコの煙も問題だったのですが、これは煙の出ないタバコに変えてもらいました。

 

ニコチンそのものの害というより、紙が燃えて出る副流煙が問題だったようで、変えてもらってからは咳が出ることがなくなりました〜。

 

でも一度傷ついた肺の傷が回復することがないそうで、また何かの要因で、このアレルギー反応が出るかもしれません。

 

ハウスダストやダニも関係しているでしょうし、夜間は空中に待っていた埃が降りてきて、吸い込みやすくなるので、部屋の掃除にも気をつけないといけませんね。

 

本当は昼間、家にいられない分、夜は一緒に居たかったのですが、健康と引き換えにするわけにいきません。

 

もしも原因不明の咳が継続的に続くようなら、ねこちゃんと寝床を分けたほうがいいかもしれませんね〜。

 

アメショーの洗濯

さくら満開の便りが聞かれて🌸かなり暖かくなって来ましたね。

 

うちのアメショーブラザーズも、去年の秋以降、シャンプーしていなかったので、昨日は思い切って洗うことにしました🐈

 

猫は基本的に体が濡れることを嫌います。

ですから、こちらがさりげなくシャンプーので準備をしていると気配を察して隠れちゃいます。

 

昨日も私が濡れてもいい服に着替えて、バスタオルを数枚 用意していたところで、アレンに気づかれてしまいました。

 

いつも おっとりしているレオンは捕まえやすいのですが、先にレオンをあらってしまうと、 その後アレンを捕まえようとしてもダメ。

 

10cm位のソファの隙間に逃げ込んで、どうやってもでてこなくなっちゃう。

 

そこでソファの下に行く前に机の下に縮こまっているアレンを引っ張り出してきてシャンプーです。

 

アレンは声が通るので、ものすごい声で鳴いて抗議します。

バスルームに反響してやかましいくらいです。

 

近所に聞こえたら虐待してると思われそう^^;

 

シャンプー中も、チョロチョロ動き回る回るので、いつも中腰で洗うことになります。

 

昨日は然程 雄叫びをあげず、比較的ジッとしていてもくれたので、洗いやすかったのですが、腰を曲げてシャンプーするのは変わらず。

 

下洗いようのシャンプー、本洗い用シャンプー、そしてリンスをして仕上げ。

背中や頭、あごの下を中心にタオルドライして開放~。

 

ストーブをつけた部屋に放して、自分でお手入れしてもらいます。

この時、ショートヘアーの毛がツンツンと立っていてかわいい^^

 

レオンは大声で鳴かないものの、臆病でシャワーから逃げようとウロウロ ちょこまか動いて、大変。

 

押さえつけるわけにもいかず、これまた腰をかがめての作業にですか。

 おかげで今朝になって腰痛がひどくなってました…

 

日本猫ので場合、極論 洗わなくてもいいようですが、アメショーは脂性なので、月に一度はシャンプーした方がいいそうです。

 

確かにシャンプーしてる2月も経つとフケがあるでたり、被毛があるペタペタしてきて汚くなってきます。

 

そうそう、多頭飼いの場合は出来れば同じ日に全員洗ったほうがいいみたいです。

 

というのは、一匹だけシャンプーすると仲間がその香りを嫌って喧嘩になることがあるから。

 

いつもと違う、自分と違う匂いがするので、警戒するのでしょうね。

 

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ネコは寒がり・・・

昨日、関東地方はぽかぽか陽気でした!

3月ですもんね~、徐々に暖かくなってきましたよね!

 

とはいえ、ネコちゃんたちはどうかというと肌寒い日にストーブをつけると

まるで「ストーブの虫」になっています^^;

 

ネコはもともと砂漠の生き物ですから暑さに強く、寒いのは苦手です。

 

うちのアメショーブラザーズもヒーターの真ん前の席(?)を狙って日々

攻防を繰り広げておりますが(笑

 

ところでネコちゃんがコタツやヒーターが大好きなのはわかるのですが

ここで気を付けてほしいことがあります。

 

タツに入りっぱなしで目が乾いてしまうこと、ヒーターの近くに長時間

居座って被毛が焦げるなどのやけどをしてしまうことです。

 

ネコは熱さを感じる神経が鈍いといわれています。

心地よいストーブの前でうたた寝しているうちに被毛が焦げるなどの

やけどをする猫も多いのだとか。

 

できるならストーブガードなどで、ネコが近づきすぎないようにしたい

ものです。

 

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ストーブの代わりに床暖房をお使いのご家庭も多いと思うのですが、これは

微量ながら電磁波が出る、床面が熱くなりすぎ低温やけどの恐れがあるので

実はネコちゃんにはおススメできません。

 

電気ではなくガス温水式の床暖房ならその心配はないと思います。

 

また、フローリングの床の防寒・傷防止にカーペットやじゅうたんを敷いている方も

多いのではないかと思いますが、こちらもネコにとっては不向きの場合があります。

 

ネコにとってどんな床材がいいのか、悪いのかを6つのタイプの床で検証して

見たいと思います。

 

・固いフローリング

 表面硬化されたもの、ウリンナドの南洋材を使った無垢のフローリング。

 表面が固いので傷はつきにくいのですが、高いところから飛び降りた時に

 怪我をすることがあり、ネコには不向きかも。

 

・ワックス仕上げ、樹脂仕上げのコルク

 温かみと緩衝性のあるコルクは無塗装だと表面に汚れや傷が付きやすいので

 ワックス仕上げや樹脂仕上げで表面を強化して使いたい。

 

・クッションフロア

 耐水性・緩衝性が高く比較的安価なので経済的ですが、厚さ2.5mm以下だと

 ネコの爪などで切れてしまうことがあります。

 表面加工し、厚みは2.5mm以上のものを!

 

・タイル・石

 タイルはデザイン豊富で素材も陶器質・磁器質のものがあります。

 石は防水性の高い御影石がよく使われますが、タイル・石ともに表面仕上げ

 次第で滑りやすくなります。

 

 夏の暑いときに猫が体を冷やすために部分的に使うのはいいと思います。

 

・ホモジニアスビニルタイル

 オフィスなどでよく見かけますが、柔らかく割れたり欠けたりしにくいものの

 気温や室温変化により伸縮・収縮しやすいので、寒暖差の大きくならないよう

 注意が必要。

 

 デザインが豊富なので、価格に応じたものを選ぶことができます。

 表面を防滑仕上げしてあるものを部分的に使うといいかも。

 

・ カーペット

  弾力性があり、滑りにくく高級感が得られるものもあります。

  しかしパイルの形状によっては猫の爪がひっかかり、怪我の原因に

  なることも。

 

  抜け毛や吐き戻しした時、大きくて厚みのあるカーペットは掃除や

  メンテナンスが大変です。

 

【まとめ】

ネコはグルーミングをするので、時々吐き戻しをします。

また、部屋中を駆け回ったり、高いところから飛び降りたりもします。

 

そういった観点から床材は、滑りにくくクッション性があり、掃除しやすい

ものを選んだ方がいいです。

 

どうしてもそういう素材以外の床材を使いたい場合は、部分的に使用すれば

いいのではないでしょうか。

 

【おススメの床材】

また、大掛かりなリフォームをせずに床材を変えたいのであれば、コルクマット

おススメです。

 

ジョイント式なので力の弱い女性でも簡単に敷くことができ、カッターやはさみで

カットできることから、部屋の形・大きさにかかわらず敷きつめることができます。

 

防水性・撥水性も高いので水やコーヒーをこぼしてもサッと一拭きするだけです。

ネコの毛も人間の毛もコルクに絡まったりしないので掃除機で吸うだけ。

 

汚れがついたら、その一枚を剥がしてザーッと水洗いして陰干しして再利用するか、

あまりにもひどい汚れの時は予備のマットと交換するだけなので、メンテナンスが

楽です。

 

何より滑らず、クッション性も高いので高齢のネコがテーブルやソファから飛び降りて

骨折などの怪我をすることも少なくなります。

 

ホームセンターや通販で安く買えますので、ネコちゃんのいるご家庭にはおススメの

一品です!